40代で婚活を始めると、「もう遅いのでは?」「出会いがあるのだろうか」と不安になる方は多いでしょう。
たしかに40代の婚活は厳しいことは事実です。しかし、社会人経験と人生経験を豊富に積み重ねた40代だからこそ得られるチャンスもたくさんあります。
この記事では、40代の婚活の「現実」と「チャンス」をデータから解説するとともに、45歳から婚活を始めた私の体験談もお話します。結婚を望んでいる40代の読者様にきっと役に立つ内容だと思うので、ぜひ最後までご覧ください。
40代婚活の現実とは
成婚率と年齢、居住地域のデータ
結婚相談所大手のIBJが提供する「成婚白書2024」によりますと、男性は30代の成婚率が最も高く40代になると低下します。特に45歳以上の低下率は顕著で30代の約半分です。データからも40代の婚活は大変厳しいことがわかります。
さらに、居住地域による違いを比較してみましょう。
45歳以上の男性では、都市と地方で成婚率に7.3%と大きな差があることがわかります。
データからも40代の婚活、特に地方は厳しいことが現実としてわかります。
都市:年齢ごとの成婚率
引用元:IBJ成婚白書2024
地方:年齢ごとの成婚率
引用元:IBJ成婚白書2024
出会いの場が限られる現状
40代になると自然な出会い(職場や友人の紹介)は激減します。同世代は結婚して家庭を築いている方が多くなるので自然なことです。私自身、30代後半になると学生時代の友人とは疎遠になり、職場では仕事以外の交友はなく気づけば休日を一人で過ごすようになっていました。
自然な出会いがないからこそ、自分で出会いを求めて行動することが大切です。そのための手段として結婚相談所は有力な選択肢の一つだと思います。
条件面でのハードル
女性が男性に求める条件として上位の項目は「年収」「年齢」「性格」「価値観」「健康状態」です。これは都市と地方で大きな差はありませんね。「年齢」は誰でも平等に重ねていくものですから、「結婚したい」という気持ちが少しでもあるのなら、今すぐに行動することが大切です。
40代になれば「年収」と「健康状態」は注目されやすい要素と言えます。
結婚生活を営んでいくためにはお金から目を背けることはできません。また、健康状態に不安があれば楽しい日々を過ごすことができません。「年収」と「健康状態」に不安がある場合、婚活を続けながらこれらの改善も続けていきたいですね。
都市:結婚相手に求める条件
引用元:IBJ成婚白書2024
地方:結婚相手に求める条件
引用元:IBJ成婚白書2024
40代婚活に潜むチャンス
経済的・精神的に安定している
前項でも述べた通り「年収」は婚活において重要な要素です。
IBJのデータからも、20代、30代で高年収の場合は非常に高い成婚率であることがわかります。しかし、このような方は少数なので、比較して落ち込む必要はありません。
注目なのは40代でも年収が増えると成婚率も上がっている点です。
40代になれば、社会人経験も豊富でキャリアや収入が安定している方が多いのも事実です。「年収」が重要な婚活において、これは40代ならではのメリットになります。
さらに、40代になれば人生経験が豊富で精神的に安定している方も多いでしょう。心の安定はパートナーに対して安心感を与えてくれるはずです。
男性:年齢層かける年収ごとの成婚率
引用元:IBJ成婚白書2024
同年代婚のニーズは高まっている
マスコミで有名人の年の差カップルが話題になることがあります。
特に男性は年下の女性を好む傾向があります。
しかし、結婚生活を現実のものとして捉えたときに、近年は「無理に若い相手を求めず、同年代で共に人生を歩みたい」というニーズが高まっていると思います。実際に成婚された方の年齢差を見ると男性の場合+1〜+3歳くらいが多いようです。
同年代同士であれば話が合いやすいし時代に変化に伴って変わっていく価値観も合わせやすいのかもしれませんね。
男性:年収区分と成婚相手との年齢差
引用元:IBJ成婚白書2024
結婚相談所が強力なサポートになる
私自身45歳で婚活を始め、4ヶ月で成婚できました。その理由の一つは結婚相談所のシステムとカウンセラーさんのサポートを最大限活用したことです。
結婚相談所は費用もかかりますが40代であればある程度の資産を形成されている方も多いと思いますし、カウンセラーさんのサポートを落ち着いて聞くことができると思います。
社会人経験と人生経験を豊富に積んだ40代だからこそ、結婚相談所を活用して効率的な出会いと客観的なアドバイスを受け入れることができたのだろうと思います。
体験談:45歳で婚活を始めた私の気づき
諦めるのは自分次第、継続することが大切
正直に申し上げて40代の婚活は想像以上に厳しかったです。
結婚相談所に登録しても私にお見合いを申し込んでくださる女性は、ほぼいらっしゃいませんでした。だからといって、何も行動しなければただ時間が過ぎて年齢を重ねて更に厳しくなるだけであったと思います。
私はカウンセラーさんのアドバイスを真摯に受け止め、少しでもお会いしてみたいと思った女性に申し込みを続けました。カウンセラーさんから「毎週10人に申し込みをしましょう」と言われれば、12人くらいにお申し込みをいたしました。
IBJのデータからもわかるように、成婚した方は退会した方よりも多くのお見合い申込みをしております。女性からの申し込みをいただけないのであれば、こちらから申し込むしかないのです。
婚活は「フラれたときが終わりではない、行動することをやめたときが終わりである」と思います。諦めるのは自分次第です。満足できる結果が出るまで継続することが大切です。
男性:成婚者と退会者の比較
引用元:IBJ成婚白書2024
婚活は自分自身を成長させてくれる
40代で初めての婚活をして感じたことは「婚活は自分を成長させてくれる」ということです。
婚活を通じてこれまでの自分の人生を振り返ってみたり、カウンセラーさんのアドバイスを通じて新たな気づきが得られたりすることが多くありました。
また、お相手の女性とのコミュニケーションでは「共感」や「オウム返し」を心かけたり「どうすれば相手が喜んでくれるか」「相手の立場に立って考えたり行動したりしよう」など、一人のときはあまり考えたことのない思考ができるようになったと思います。
40代婚活を成功させるためのポイント
なぜ結婚したいのか自分の気持ちを整理する
改めて「なぜ結婚したいのか」自分の気持ちを整理しましょう。
これまでの人生を振り返って、また、今後の人生を考えたときになぜ結婚したいのかを明確にしておきましょう。
現実を受け入れたうえで戦略を立てる
データからもわかるように40代の婚活は大変厳しいです。まずはこの現実を受け入れるところから始めましょう。そのうえで、ライバルと差別化できる自分の強みを整理することが大切です。
豊富な社会人経験で積み上げたキャリアや、人生経験から形成された精神的な安定性は40代の大きな武器になります。他にもこれまでの自分自身を振り返ってみて自分の強みを整理してみましょう。
無理に若さを追わず、価値観の合う相手を探す
男性は年下のパートナーを求める傾向がありますが、年齢条件にこだわりすぎると出会いの幅が狭まります。結婚生活を現実のものとして捉えたときには、価値観の合う同世代の相手とのマッチングを重視しましょう。同世代であれば、話も合いやすいと思いますよ!
サービスを賢く利用する
40代では自然な出会い(職場、友人の紹介)が大幅に減ります。
自分の力だけで頑張ろうと思わずに結婚相談所やマッチングアプリなどのサービスを目的に合わせて賢く利用しましょう。
まとめ
40代婚活には「出会いが減る」「条件が厳しくなる」という現実があります。
しかし同時に「豊富な社会人経験から積み上げたキャリア」「人生経験から形成された精神的安定性」「結婚相談所を有効活用できる」という大きなチャンスも存在します。
私自身の経験からも、40代での婚活は十分に可能であり、むしろ成熟した人生を共に歩む理想的な結婚につながると実感しました。自分の心の声に耳を傾けた時、少しでも「結婚したい」という気持ちがあれば、40代だからこそ叶う婚活の可能性 を信じ、行動してみてください。
読者の皆様の婚活がうまくいくよう、心から応援しております。
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