40代からの婚活。なぜ今、結婚を真剣に考えたのか

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「40代から婚活なんて遅すぎるのでは?」
そんなふうに思っていたのは、他でもない自分自身でした。

若い頃は結婚を深く考えたこともなく、独身生活をそれなりに楽しんでいました。でもある時ふと、「このままでよいのか?」という気持ちが芽生え人生の後半に差し掛かる中で、初めて”結婚”という選択肢を真剣に考えるようになったのです。

この記事では、私が40代で婚活を決意するに至った理由や心境の変化についてお話します。同じように迷っている方のヒントになれば幸いです。

目次

40代まで独身を貫いてきた理由

内気で引っ込み思案の性格だった

小さな頃から内気で引っ込み思案の性格でした。学生時代は自分から誘って遊びに行ったりイベントを主催したりはできず誘ってもらうのをひたすら待っているような人でした。

そのため、気になる異性がいても自分から声をかけて食事に誘ったりお茶したりは到底できず、友達以上の関係になることはありませんでした。

今が楽しいからそれでいいと思った

独身の自由さは確かに魅力です。社会に出て5年もすれば仕事もある程度こなせるようになりますしお金にも余裕が出てきます。海外旅行をしたり好きなファッションやガジェットにお金をかけたり、それなりに趣味はありました。

誰にも干渉されず、自由に自分の好きなように時間とお金を使える生活。それを「楽しい」と感じていたし、別に結婚しなくても困っていないと思っていました。

一人が気楽、孤独を感じる時間がなかった

日々忙しく仕事をして週末は自分の趣味を満喫する。学生時代の友達とは年に数回会う程度。それで満足でしたし、むしろ一人で過ごす時間が気楽で心地良いとも感じていました。

「一人でも大丈夫」と思えていたのはもともと内気で引っ込み思案の性格でありながら、一人で楽しめる趣味が多数あったからこそだと思います。

「このままでいいのか?」という感情が芽生えたきっかけ

ケガや病気をした時、大きな自然災害があった時

40代になれば誰でも体が衰えケガや病気になることが増えます。30代までは考えたこともありませんでしたが、私も大きな怪我をしたり病気で入院したりしました。

入院するときは家族の連絡先を聞かれます。両親が健在だったので助かりましたが、親もいつまでもいるわけではありません。一人で身寄りがなければ入院することさえ困難だったと思います。また、独り身であれば誰もお見舞いには来てくれません。辛いときに一人で乗り越えるのはかなり精神がきつかったです。

さらに、最近は大きな自然災害が発生する頻度が増えました。ニュースで繰り返し伝えられるのは人々が助け合う姿や、家族の『絆』というワードでした。

このような経験をする過程で自分の心の中に「人間は一人では生きていけない」困ったときに助け合えるパートナーと共に人生を歩んでいきたいという気持ちが芽生え始めました。

街を歩くカップルや家族とすれ違った時

休日は家にずっといるタイプではなく街歩きをしたり買い物をしたり、長期休暇には一人で海外旅行を楽しんでいました。それはそれでとても楽しかったのですが、街を歩く同年代のカップルや小さな子供を連れた夫婦とすれ違った時、ふと目で追ってしまったり羨ましいと感じることがありました。

気づけば自分の心に「楽しみを共有したい」という気持ちが芽生え始めました。美味しいご飯を食べたり世界遺産を観光したりするのも信頼できるパートナーと一緒なら楽しみを2倍にも3倍にもできますし、何よりも将来にわたって「思い出の貯金」ができると思います。

老後の自分を想像した時

定年退職して会社との関係がなくなった時、誰とも話さずに一人暮らしの部屋でボーっと過ごしている自分の姿がふと頭に浮かびました。「誰とも話さず、誰にも看取られずに人生を終えていくのだろうか?」そんな未来の自分を現実のものとして捉えたときに言葉で表現できないくらいの不安、寂しさ、恐怖心を覚えたのも婚活を考える大きなきっかけになりました。

結婚に対する考え方が変わった理由

支え会える関係がほしいと思ったから

元々、自分のことは自分でやるタイプでした。炊事や洗濯も一人でやるし、困ったことがあったら自分で調べて解決していました。若い頃はそれで困らなかったし、むしろ快適に感じていました。しかし、それが故に人と支え合うことの大切さに気づかずに何事も自分の価値観で自己完結するドライな人間になってしまっていました。

年齢を重ねるごとに、誰かと人生を支え合うことの大切さに気づくようになります。人間は一人では生きていけません。一緒に食事をしたり、笑い合ったり、困ったことがあれば助け合うことの大切さを感じるようになりました。そのような考えから自分の中で「自分のためではなく人のために生きていきたい」という気持ちが芽生え始めました。

共に人生を歩んでいきたいと思ったから

もちろん、一人の自由は魅力です。ですが、40代を過ぎて感じるのは一人よりも共感できるパートナーがいることの大切さです。価値観をすり合わせて共に人生を歩んでいけるパートナーがいるという心の安定は若い頃にはなかった結婚の魅力でした。

楽しみを共有し辛いことを支え合って乗り切りたいと思ったから

どんなに高価なものを購入しても高揚感があるのは最初だけです。海外旅行でも観光地を一人で見たり食事を一人でしたりしているとなんだか物足りない気持ちが湧いてきました。モノやお金だけでは心が幸せになりません。

海外旅行も美味しい食事も二人でたのしめば、それは将来の「思い出の貯金」になります。老後に「〇〇の料理が美味しかった、□□の景色がきれいだったね」なんて楽しみを共有し会える関係は素敵です。

辛いことがあった時、一人なら押しつぶされそうなことでも、二人なら支え合って乗り切れる関係でありたいと思ったことも結婚に対する考え方が変わった理由でした。

40代で婚活を始めるという選択

結婚したい理由が明確になっていた

若い頃には「理想の異性のタイプ」がぼんやりしていましたし、結婚願望も薄かったです。しかし、年令を重ねるとともに自分の生活スタイルや価値観が明確になり「なぜ結婚したいのか」が明確になっていました。

これが婚活をスムーズに進められた理由の一つだと思います。この「なぜ結婚したいのか」については別記事で深堀りしたいと思います。

人生経験を積み重ねたからこそできる婚活

若い頃のように好きになれば盲目に勢いで進む恋愛も素敵です。しかし、自分の価値観を明確にすること、相手とよくコミュニケーションを取り価値観をすり合わせていくこと、このような考えで婚活に望めたのは人生経験を積み重ねた40代だからこそだと思います。

自分自身の価値観が明確になっていたからこそ、相手との相性や求めるものも見えやすくなっていたと思います。

もう遅いでなく今がちょうどいい

正直申し上げて、「こんな年齢で婚活するなんて恥ずかしい・・・」という抵抗もありました。しかし、実際に行動してみると、人生経験を積み重ねて自分自身の価値観が明確になっている40代だからこそ落ち着いて行動できることに気づきました。

若い頃であれば結婚に対する考えが明確でなかったのでうまくいかなかっただろうなと思います。人生には人それぞれのタイミングがあります。私の場合、婚活に適したタイミングが40代だったと、今振り返って思います。

まとめ

40代で婚活を始めた私は、最初は不安と恥ずかしさでいっぱいでした。結婚相談所の申込みボタンをクリックするのに何日もためらったほどです。けれど、実際に行動してみると、自分の心に正直になることで新しい出会いや気付きが訪れ自分自身を成長させてくれました。

結婚は早い遅いではなく、人それぞれのタイミングがあると思います。私の場合はそれが40代でした。

もし、この記事を読んでいる読者さんが同じように迷っている同年代の方であれば、どうか自分の心の声に耳を傾けてみてください。人生の後半をパートナーとともに歩んでいくという選択肢もきっと悪くないはずです。

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